防水性能と耐水性能は意味が全く違う!?その違いとは
皆さんが普段何気無く使っているスマホ、当然スマホを使っていく上で必要な【耐水機能】ですが、たくさんの方が勘違いしている『スマホは防水だから雨の中使っていても問題ない』を、【耐水と防水の違いについて】で出来るだけわかりやすく解説していこうと思います。
iPhoneは防水ではなく耐水!
水に強い性能を表す単語は結構あります【防水】【耐水】【撥水】などが広く一般的に使われている単語だと思われます。
その中でも電子機器で使われるのは防水と耐水の2つが主になっており、たくさんの人が勘違いしている内容になっています。
iPhoneに搭載されているのは防水性能ではなく、耐水性能なのをご存じでしょうか?
『防水も耐水も意味は同じなんじゃないの?』と思われがちですが少し違う意味合いになるため、この後詳しく解説していこうと思います。
防水性能と耐水性能の違いって?
ここでは防水と耐水の意味の違いなどについて詳しく解説していこうと思います!
防水とは…水が染みたり通るのを防ぐような処理や工夫がなされている事
耐水とは…水が染みたり通ったりしない事、または水によって変形したり壊れない事
これだけを聞くとどうしても同じような意味に聞こえてしまいますが、iPhoneには【IPコード】と呼ばれる等級により耐水性能を得ています。
IPコードって何?
普通に生活していたらまず聞くことのない単語ですよね、ですがとても大切な意味があるのです!
IPコードとは…固形物や防水に関する等級を指標したもの
IP△〇と表記されていて△の箇所は第一次特性と呼ばれ対象は固形物や粉塵、〇の箇所には第二次特性と呼ばれこちらは防水に関する等級になります。
iPhone7からしっかりとした耐水防塵機能が施されており、IP67に該当されており【粉塵が内部に侵入しない、連続で水中に入れても影響はない、水深1mに30分間沈めても水が侵入しない】と規格では表されています。
Appleでは完全防水とは言っていない!その訳がちゃんとあります!
IPコードだけの規格で言えば確かに完全防水と言われてもおかしくない等級を示してはいますが、実はAppleでは完全防水と言わないのです、もちろんそれには理由があるので、こちらで説明していこうと思います。
iPhone 7とiPhone 7 Plusは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IP67等級に適合しています。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。液体による損傷は保証の対象になりません。
とAppleには記載されており、防水の機能もスマホを使っていけばいくほど性能低下が起きてしまい水没などが起きてしまう事があるという事ですね。
もちろん機種によってIPコードの等級も上がりつつある為、気になる方はApple公式を見てみると良いかもしれませんね。
結論
買ったばかりの頃は水や粉塵にとても強いが、使えば使っていくほど耐水性能も落ちてきて水没故障になりかねない!
あまり防水を過信してはいけない!
最後に…
今回の内容はいかがだったでしょうか?
水没故障が起きてしまうと、お直しできる確率も50%ほどにまで下がってしまうほど致命的な故障内容になっております。
もちろん水没にならない事が一番ですが、もしそれでも故障してしまった際にはスマップル宇都宮店にご相談ください!